久米の天敵:花粉症
1.アレルゲン
テストによると、アレルゲンは最低でも次の5つある。
- スギの花粉(3月から4月)
- マツの花粉(4月から5月)
- カモガヤの花粉(5月末から7月)
- カビ(年中)
- ハウスダスト(年中)
これらのうち、特にカモガヤの花粉に対する反応がもっとも激しく、最悪の場合には、発熱や頭痛を伴うこともある。朝は鼻がつまり息苦しくて目が覚める。悲しい…
また、引っ越しや大掃除もそれなりの覚悟をもって臨む必要がある。
掃除はなかなか悩ましい。すればそれなりに攻撃を受けるのだが、しないとますますアレルゲンどもがのさばってしまう。
さらに、約半年の間、布団を外で干せないこともきつい。学生・院生の時は、自宅から通っていた。当時、夜遅くまでコンピュータに向かい、10時近くに起きだすと、母親が必ず布団を干すように促したのだが、実家の周りはスギだらけであった。考えるだに恐ろしい。
2.対抗策
- マスク:
- おおむね、3月から7月末までは外出時にマスクを手放せない。某ミナト製薬の「バイオハイテクマスク」は、不織布とフィルターを重ねたもの。2枚入りで使い捨て。久米の大きな顔でも鼻と口をすっかり覆える。見た目は悪いがしっかりガードしてくれる。コンビニでも買えるので便利。300円程度か。当然、鞄の中には予備が入っている。もちろん、特定の会社・製品を推奨しているわけではないので注意。多分、「不織布とフィルターを重ねたもの」は他にもあるはず。
- 2001年になって、近所の薬屋やコンビニを探したが、某ミナト製薬の「バイオハイテクマスク」は無くなっていた。ありがたいことに、似たような商品で、某スズケンの「バイオマスク」「バイオマスクα」を見つけた。当然、買い占めた。
- 小青竜湯(しょうせいりゅうとう):
- 鞄や財布等の中に、最低一袋(3g)の顆粒剤を常備している。抗ヒスタミン剤のように眠くなるようなことはないが、不眠や頻尿といった副作用あり。
- 目薬:
- 抗炎症剤入りがベスト。点眼タイプはもちろん、洗浄タイプも活用している。
- 点鼻薬:
- 1998年から使用し始めた。これは「眠くならない」のでよい。ただし、副作用については未知数。もしかすると、鼻の粘膜が傷つきやすくなるかもしれない。
- 布団乾燥機:
- カモガヤが元気な時期に布団をほすことは自殺行為である。
- 掃除機:
- 外に布団をほしてから敵の攻撃に気づいた場合、徹底的に吸い取る。
3.カモガヤ畑?
噂では、牧草として利用されているらしい。それがあちこちに広まったとか。
都会でも田舎でも、道端だけでなくそこいら中で、お願いされたわけでもないはずなのに、
「勝手に」、ほったらかしでもそれなりに、ガシガシ育っていくように見える。
だから、牛や馬のエサとしては最適なのはよくわかる。
なんでも北海道にはカモガヤ畑があるそうだ。考えるだに恐ろしい…
4.決死の接近
(1)自宅の前の土手
自宅のベランダの窓からたところ。正面の土手一面が「カモガヤ畑」である。
ある朝、布団をほそうとしてこのことに気付き、愕然とした。
もちろん、このような状態の時、写真を取ることも自殺行為である。
(2)元気な一株
ふっふっふ、向かって左側の奴らは、もう死にかかっているのだ。
でも、撮影中、攻撃を受けてしまった…
5.1998年7月某日
自宅正面の「畑」を見ると、全体的に黒っぽく見える。敵はどうやら潰滅したようだった。
喜び勇んでマスクをせずに出勤すると、目がかゆくなり、鼻がモチョモチョする。
まだまだ攻撃の手はゆるめていない。敵ながらあっぱれである…
6.1999年4月23日
自宅正面の「畑」に、もう敵が現れていた。例年よりも早い。あーあ…また、憂うつな時期が始まった。