指導教員に指名する場合、受験する前に、必ず当該教員に問い合わせ、相談すること。
自らの研究テーマ、目的・目標と、それらを実現するための方法について、十分な理解を持って研究計画書を作成する必要がある。このようなことも含めて、必要書類を作成する前に、相談する機会を作ること。相談に際しては、「履歴書」、「教育に関する経験・研究がわかるような一覧表」、そして、「研究計画書の案」をどのような形式でも構わないので提示すること。
研究計画書が最も重要である。次の参考文献を熟読してから、作成するべきである。久米を指導教員に指名するしないに関わらず必読書である。
- 妹尾堅一郎『研究計画書の考え方−大学院を目指す人のために−』ダイヤモンド社.
修士課程を受験する場合
教育学の基礎知識、専門分野の基礎知識、あるいは研究そのものについて自信がない場合には、研究生として「練習期間」を作るべきである。
参考:https://shaga.edu.kyushu-u.ac.jp/Eis_Eit/gakusei/overseas/
志望動機として、「自宅から通えるので」、「自分の勉強のために」、「九州大学は有名だから」等は不適切である。この大学院は研究を行うところであり、勉強する/し直す場ではないことを十分に理解すること。このことも研究計画書が重要な理由の1つである。
なお、社会人特別選抜で入学した場合、入学試験時に指名した教員を入学後の指導教員とする必要はない。入学後、複数の教員の授業を受け、研究計画を練り直し、半年後に決めてよい。
博士後期課程を受験する場合
社会的な活動の列挙も重要ではあるが、修士論文提出後、どのような研究活動を行って来たのか、例えば、どの学会に所属し、どのような発表あるいは論文投稿を行って来たのか、それらが研究テーマとどのように関連するのか、説明できることが必要である。
また、研究業績を一覧にまとめておくこと。各項目に概要を作成し、これまでの研究成果を概観できるようにしておく。
特に、修士論文を提出してから間が空いている場合には、受験までにどのように研究を進めて来たのか、明確に説明できるようにしておく必要がある。